
屋根工事
工事時期の目安
屋根工事の必要性
一般的に屋根工事が必要な例として、以下のような原因があります。
1.雨漏り
2.瓦の劣化・瓦がはじけてたりする
3.色落ち、剥がれ落ち
4.谷板が板金で出来ているが、その部分が穴などが開いている
屋根工事を行うことによって、雨漏り、色落ち、穴、腐食、地震のときに屋根が落ちる・瓦が剥がれ落ちてくる可能性、家の内部の湿度調整、温度調整などの問題が回復します。屋根工事は、屋根に特別大きな問題がない場合は、わずかな一部分の交換だけで安価に済みます。
屋根工事(リフォーム)時期の目安
家の屋根を長持ちさせるためには、屋根材に合った定期的な点検やメンテナンスが必要です。
瓦系屋根材
瓦・・・メンテナンス(漆 喰、締直し等)を定期的にしていれば何十年も持つが、その分維持費がかかる。
セメント瓦(モニエル瓦)・・・塗料が劣化するため、15年~20年に1度、塗装が必要。
スレート系屋根材
7年~10年に1度、防水塗装が必要。20年以上経つと野地板も傷んでくるため、葺き替えが必要となる。
金属系屋根材
石粒付ガルバリウム金属屋根、ガルバリウム金属屋根・・・外的要因がなければメンテナンスフリー
トタン金属屋根・・・7年~10年で塗り替えもしくは葺き替えが必要。
屋根材の種類と特徴
金属屋根
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もっとも軽量でアールを含めてもっとも自由な形状に屋根を造ることが出来、最近では超耐候性鋼板のガリバリウム鋼板などを使った屋根が多く使われています。
材料そのものに断熱性能がありませんから、屋根の下の断熱対策は必須ですし、雨音などの防音も考えておく必要があります。
また、耐候性の悪い材料などは数年に一度といった塗り替えも必要ですから、価格だけにとらわれず、メンテ費用も考えた材料選択が必要な材料です。
スレート屋根
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天然のスレートを使った屋根もありますが、住宅屋根の代表格は「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名で知られる、彩色石綿セメント板という薄いスレートの屋根材です。
この材料も、材料の厚み、デザインなどから、値段はピンキリです。
安いもので3,000円/m2から、高いものだと10,000円/m2近くになってしまいます。
また、天然スレート以外は屋根材の表面を着色している材料が多いため、10年以上経つと色落ちが始まり、表面だけを塗り直す必要があります。
瓦屋根
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日本瓦、洋瓦とひとくくりでは言えないほど、形状も形も様々です。
ただ、材料自体が重いので耐震性も上の2つの屋根材を使う建物よりも強いものが要求されています。でも一度葺いてしまえば、メンテナンス不要なほどの耐久性があります。
なお、日本は世界でも有数の地震大国であるため、近年は屋根の耐震性がより重視されるようになってきました。これにより、屋根の葺き替え時に、重い瓦屋根から金属屋根やスレートに変える住宅が多くなっています。
屋根の機能
屋根は建物の中で最も高い場所に設置されています。そこに暮らす人が快適に生活する上で、屋根は雨や風など様々な外的要因から私たちを守る役割を担っています。そのため、屋根に求められる機能は非常に多くなっているのです。
屋根に求められる機能としては、おもに以下のようなものが挙げられます。

また、屋根工事の際には、能率性や補修性も重視したいポイントになります。能率性としては、屋根工事を容易に施工出来素材であることが求められます。また、劣化部分のメンテナンスが容易な補修性も重要です。瓦やスレート、金属が住宅の屋根材として多く使用されているのも、後々のメンテナンス性が容易であるためです。
しかし、残念なことに、上記に挙げた機能をすべて備える屋根材は存在しないのが現実です。瓦にしても、スレートや金属屋根にしても、それぞれに長所と短所があり、万能な屋根材とは言えません。屋根に用いる屋根材それぞれに特徴があり、葺き替えやカバー工法によるリフォーム、また住宅を建てる前の屋根材選びは、どの機能を最も重視するかによって使用する屋根材も変わってくるのです。また、屋根のリフォームや新築時には、屋根材はもちろんのこと、屋根を構成する野地板、防水シートにも気を配り、屋根の性能を最大限に発揮出来るように心がけることが大切です。
まとめ
屋根に最も求められることは、何よりも「住まいの安全性を高める」ということです。そのためには、定期的な屋根の点検を実施したり、また定期的にリフォームを行うなどして、住まいを美しく快適に保つことが安全に暮らすために欠かせないことだと思います。
屋根の形状
屋根の形と特徴
屋根の形には実に様々な種類があります。一般的に多く見かけるのは、切り妻と寄棟ですが、それ以外にも多くの種類があります。屋根は建物を雨や風などから守るといった機能性が何よりも重要ですが、屋根の形は外観デザインの上でとても大切です。屋根を切り妻から寄棟に変えるだけでも家の外観は大きく変わります。
屋根の形には下記のような種類があります。

葺き替え
屋根の葺き替え
屋根の葺き替えとは、すでに葺かれている屋根材を一旦撤去し、新しい屋根材に葺き替える工事方法です。古い屋根材を撤去するので、屋根の下地、野地板も一緒にメンテナンスできます。屋根の換気性能も向上し、断熱性を向上させることができます。一部の屋根材を除いてほとんどの屋根材が施工可能です。
屋根葺き替えのポイント
瓦の葺き替え工事では、耐震性・安全性を考慮し、より強く軽い瓦 を選ぶことをおすすめします。屋根の葺き替えの際に野地板をしっかりと点検して、腐食や弱くなっている箇所の補修を行うことが重要です。
1.どんな瓦を葺くか
瓦の産地の特徴や長所・短所、また、和型・洋型などを考慮して、どんな瓦を葺くのかを決めます。
瓦の産地としては、三州瓦(名古屋)・淡路瓦(兵庫県)・石州瓦(島根県)の三大産地のほか、奈良・岐阜など、全国に様々な瓦があります。
その中から建物に合った瓦、気候風土に合った瓦を選ぶことがポイントになります。
葺く瓦によって建物の印象は大きく変わってきます。
2.屋根地は痛んでいるか
屋根の葺き替えにおいて大きなポイントとなるのが、屋根地の傷みから生じた不陸をいかに修正するかです。
不陸修正をするかしないで費用も変わってきますが、大きな不陸が見られる場合は、葺き替えの際に必ず修正をしておかないと、後々後悔することにもなります。
もちろん、場合によっては、棟木・隅木など、雨漏りからの腐食で取り替えるなどの大工工事が必要となる場合があります。
3.瓦の交換以外に必要な工事もある
瓦の葺替工事では、単に瓦の交換だけでは済まない場合がほとんどです。
大抵の場合、瓦を葺き替える頃には雨樋も傷んでおり、一緒に取り替えるケースが多くなっています。
また、以前の瓦とは寸法などの違いがあるため、軒部分・ケラバ部分と壁の取り合い部分の左官補修工事、塗装工事が必要となる場合があります。
4.ご近所への対応も忘れずに
葺替工事を行う場合、ホコリや騒音、また道路を使用しての工事などで、ご近所に迷惑をかける可能性があります。
ですので、事前に隣近所に挨拶をしておくことも大切です。
葺き替え工事の流れ
葺き替え工事は、瓦の種類や屋根の状態などによって作業工程も多少違ってきますが、ここでは和瓦から平板瓦への葺き替えを例に作業の流れをご紹介します。
Step① 足場設置
安全面・作業面を考慮して組立式の足場を設置します。
Step② 瓦めくり
既存の瓦・葺き土・杉皮の撤去を行います。
Step③ コンパネ張り(野地板)
安全面・作業面を考慮して組立式の足場を設置します。
Step⑤ 瓦葺き
瓦荷揚げ後、軒先瓦・平板瓦・袖瓦を葺き揚げます。瓦はビス止めします。
Step⑥ 棟工事
棟の土台となる部分に垂木を設置し、南蛮漆喰を巻き、棟瓦を設置します。その後、冠瓦を設置しビス止めします。
Step⑦ 完工
足場を解体して施工終了となります。
Step④ ルーフィング・桟木打ち
防水のためにルーフィングを張り、瓦を止めるため、桟木を屋根に張り渡します。
カバー工法
屋根カバー工法
カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を被せる工法の事です。
カバー工法の特徴
二重屋根なので耐熱性に優れているほか、解体費用がかからずコストが抑えられるなど様々なメリットがあります。最近は、既存の板金(トタン屋根)を残したまま、新しい屋根材を重ね葺きすることが多くなりました。既存の板金の上に、厚さ20mmの押出発泡ポリスチレンフォーム(スタイロフォーム等の総称)を敷きその上に、新しいアスファルトルーフィングで防水下地を造り新しい板金(ガルバリューム鋼板)を葺く納め方です。古い板金やアスファルトルーフィングを残すことでその防水性能にも期待したい。工事中の万が一の雨にも対応できる。建築廃材が少なくて済む。等の理由により、このような重ね葺き手法が多くなりました。
カバー工法の可能な屋根と不可能な屋根
重ね葺き(カバー工法)は、平版捨ストレート及びアスファルトシングルなどの表面が平らな屋根に対して行う工法です。従って、「瓦・セメント瓦」「波型ストレート」「金属たて葺き」などの屋根には施工工事が出来ません。このような屋根の場合は、古い屋根を剥がしてから、新しい屋根材を葺き替えなければなりません。
アスベスト対策にも有効なカバー工法
カバー工法は、近年問題になっているアスベスト対策に有効な方法として用いられています。昔のスレート屋根にはアスベストが含まれているものが多く、不用意に解体すると粉じんを飛散させてしまいます。しかし、カバー工法であれば屋根を解体しないため、アスベストの飛散を防ぐことが出来るのです。
屋根カバー工法の手順
まず、既存屋根の上に防水シートを張り、屋根材の下に並べる垂木を一定間隔で釘止めした後、新しい屋根材を設置します。下地が腐って釘が打てない場合は、補修を行わなければなりません。また、小屋裏の換気が十分でないと結露が発生するので、棟から空気が抜けるように換気工事もしておく必要があります。
板金工事
板金工事
板金とはスレート屋根の頂点を止めている鉄板のことです。住宅の最上部に位置しており、屋根工事の工程でも、最終の仕舞い部分になります。この箇所は屋根の中でも風の影響を最も受けやすい場所で、台風や突風で釘が浮いたり抜けたりするケースが多く見られます。釘が浮けば、釘穴から水が入り、中の木が腐ってしまうこともあります。古い棟板金になると錆が生じるものもあります。まずは点検を行い、交換の必要があるかどうかを確認することが重要です。
板金工事の流れ
Step① 足場・メッシュシートの設置
工事によっては足場、メッシュシートを設置します。
Step② 既存板金・貫板の撤去
まずは既存の板金・貫板の撤去を行います。
Step③ 下地処理
次に板金の下地の処理を行います。
傷んでいた場合には補修作業を行います。
Step④ 新規貫板・板金の設置
新しい貫板・板金を設置していきます。
Step⑤ 工事終了
足場を設置した場合、工事後に撤去します。
漆喰工事
漆喰工事
漆喰は瓦と瓦の接着剤の役割を担っています。この漆喰が剥がれると、下地の土が痩せてしまい、瓦が歪んだりズレが生じたりしてしまいます。瓦がズレると隙間が出来て、そこから雨漏りしてしまうおそれがあります。また、ひどい場合は隙間部分に雑草が生えてしまっているケースもあります。瓦葺きの屋根は、漆喰から痛みが広がることも多いため、定期的にメンテナンスを行うことが重要です。
漆喰工事の種類
漆喰工事は大きく分けると以下の2種類になります。
■漆喰詰め直し工事
漆喰の劣化や破損が比較的軽い場合に行う工事です。
劣化してしまった漆喰を一度剥がし、新しい漆喰を詰め直す工事となります。
定期的に点検を行えば、このようなちょっとした漆喰の異常に早く気付くことができ、簡単な工事で補修することが可能となります。
■漆喰取り直し工事
漆喰部分に大きな劣化や剥がれが見られたり、棟などが既に歪んでいる場合には取り直し工事を行います。
取り直し工事では、一度すべての棟瓦を撤去し、再び設置する形になります。
棟瓦に歪みが生じると、隙間が発生し、そこから雨水が侵入し て雨漏りの原因となるおそれがあります。
また、耐震性も低下するため、地震などの強い揺れによって棟が倒壊してしまう危険性もあります。
詰め直し工事に比べてコストが高くなりますが、漆喰がこのような状態になってしまったら、早急に取り直し工事が必要です。
漆喰詰め直し工事の流れ
Step① 足場・メッシュシートの設置
工事地の状況によっては足場、メッシュシートを設置します。
これは、近隣に迷惑をかけないことが目的ですが、作業員の安全確保のためでもあります。
Step② 下地処理
まず、既存の漆喰を全部撤去し、きれいに清掃します。
既存の漆喰が残っていると、新しく漆喰を詰めてもすぐに剥がれてしまうため、この作業は非常に重要となります。
Step③ 新規漆喰塗り
新しい漆喰を詰めていきます。
Step④ 工事完了
以上で工事は完了です。
足場やメッシュシートを使用した場合、工事後にそれらを撤去します。
漆喰詰め直し工事の流れ
Step① 足場・メッシュシートの設置
工事地の状況によっては足場、メッシュシートを設置します。
これは、近隣に迷惑をかけないことが目的ですが、作業員の安全確保のためでもあります。
Step② 棟撤去
まず、既存の棟・棟瓦を撤去していきます。
Step③ どろ漆喰撤去・清掃
次に、既存の漆喰を撤去します。
取直し工事は、土台からやり直すため大がかりな工事になります。
Step④ 新規漆喰塗り、新規棟設置
既存の瓦・漆喰を撤去した後は、新しい棟を設置していきます。
この際、棟が曲がらないように、施工は慎重を期して行われます。
Step⑤ 銅線補強
設置した棟瓦・漆喰を銅線で補強します。
銅線での補強を行わない業者もいますが、崩れやすさに大きな差が出ますので、工事前に業者に確認しておくと良いでしょう。
Step⑥ 工事完了
以上で工事は完了です。
足場やメッシュシートを使用した場合、工事後にそれらを撤去します。
雨樋工事
雨樋工事
雨樋は、年間通して日光や熱、風雨、雪などにさらされる過酷な条件下にあります。各部分の材質や性質を考慮した上で、正しい方法でこまめにお手入れしたり、定期的にメンテナンスを行うことが、住まいの外観を長期的に美しく保つことに繋がります。
雨樋の工事時期目安
雨樋に以下のような症状が見られたら、補修を行う必要があります。
建物の外部から目視にて確認出来る範囲で結構ですので、1年に1回は点検を行うようにして下さい。
特に、梅雨や台風シーズンの前後、雪解け後には目視点検をおすすめします。
軒樋、たて樋の水漏れ
1. 軒樋、たて樋の継ぎ目が外れている
2. 軒樋、たて樋が変形していたり破損している
3. 軒樋、たて樋の金具が外れている
4. 軒樋にゴミ、土砂、落ち葉などがたまっている
雨樋にゴミ、落葉などが溜まったり、曲がったり、割れたり、外れたりしたままにしておくと、 雨水が野地板、鼻板、土台、外壁、柱などを腐らせたり、庭木を痛めたりする原因ともなりますので、 補修、交換、清掃が必要です。
樋の種類

板金工事
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金属製の屋根材は、デザイン性が高く、色んな形状の屋根に使用ができます。また雨漏りにも強いという特性があります。素材には、ガルバリウム鋼板、ステンレス、銅板、トタン、チタンなどの種類があります。
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金属系サイディングボードは施工性の高い壁材・屋根材です。工場で加工・板金をしてから現場へ搬入するので少ない工程で工事を完成させられ、また重量も軽いので建物に対する負荷が少なく耐震性に優れている素材です。
建築板金工事
建築板金の特徴
建築板金とは、板金技術を要する建物器具や設備の加工・製造、取り付け工事のことを指します。劣化した建物を補修したり、外壁を張り替える時にも金属製の器具や資材が使われるため、なくてはならないものです。一方、自動車部品や機械部品に関する板金は工場板金といい、同じ板金でも専門分野が違います。
建築板金製品の製造
建築板金で使われるものには、サイディングボードや、雨樋、ダクト、配管、屋根の棟板などがあり ます。曲げたり切断することが容易にできる板金製品は、建築資材として様々な部分に使用されています。
雨仕舞い
雨樋や屋根の金属棟は、雨水から建物を守るために必要な設備です。例えば雨樋は、屋根に落ちる雨水に動線を作り、排水溝へと流れるようにするのが目的です。雨樋がなければ、屋根からしたたる雨水が外壁から侵入しやすくなり、建物を劣化させてしまう原因になってしまいます。金属サイディングの壁や屋根の棟板金には、コーキング処理を施して、つなぎ目から水が侵入しないよう、しっかりと防水処理を行います。
デザイン・景観
住宅や店舗など目的に限らず建物の景観は、人が快適に働き生活する上で重要な要素のひとつです。お城のような和の建物に使われる銅板化粧細工は独特の風格を醸し出します。また、金属素材を用いることで建築物のデザイン性を損なってしまわないように、設計の時に気をつけて図面をデザインします。
厨房のステンレス設備の工事

厨房設備には、ステンレス素材がよく使われます。ステンレスは油や錆に強いため錆びにくく掃除もしやすいため、シンクや天蓋フードなどに最適の素材です。
また、水気が多い流し台周辺には、ステンレス板を取り付けることで、建物へのダメージを軽減することができます。
厨房設備は工場で板金してから現場に搬入しますので、施工前に行う採寸が重要です。
採寸では幅や高さを計るだけではなく、配線、コンセント、換気扇がどこにあるかもチェックして施工図を作成します。
ダクト板金の重要性

ダクトはお客様の目につかない裏方の設備であり、外装や内装に比べて集客のインパクトはありません。
しかし、お店の空気を綺麗に保ち、快適な空間を維持するためには欠かせない設備のひとつです。
例えば、飲食店の厨房ダクトは、調理時に発生した油煙や臭いを客席に流さないために必要な設備といえます。
そのため、換気効率の良い場所に設置をする必要がありますので、空気の流れを把握して設計を行います。
ステンレス工事
ステンレス工事の概要

ステンレスは、お店の厨房設備から屋根材にまで幅広く活用されていて、錆に強く劣化しにくいため、メンテナンスに掛かる労力とコストを減らすことが出来る素材のひとつです。
油煙や湿気の多い厨房や、潮風の強い海が近くにある建物の屋根など、通常の金属ならすぐに劣化してしまう腐食性の高い環境で使われています。
ステンレス工事の流れ
現場での採寸を行い、設置するステンレス製品の設計をします。設計したものは工場で素材を加工して成型されてから、現場での取り付け(貼り付け)という流れになります。
Step① 現場での採寸
ステンレス板の貼り付けや、ステンレス製の設備を設置するために現場で採寸を行います。この時に、配線を通さなければならない部分にはステンレスに配線穴を開ける加工をする必要がありますので、設計内容に盛り込みます。
Step② ステンレス材の加工
ステンレス材の加工を行い、製品を作り上げていく工程です。切断や曲げ、溶接で求められている設計通りの形状に仕上げていきます。ステンレスは、プレス加工や溶接加工に高度な技術を要する金属ですので、職人の腕が問われる工程でもあります。
Step③ 現場での施工
仕上げたステンレス製品を現場に運んで取り付けや設置をしていく工程です。ステンレスは耐食性には優れていますが、外部からの衝撃でへこみやすいため、養生を張って傷がつかないよう保護をします。
Step④ 工事の完了
工事が終わった後の点検です。設計通りの施工になっているかを点検し不具合が無いかを検査します。施工業者の点検が終わった後、依頼者様立ち合いでの点検を行い、問題が無ければ工事の完了です。
ステンレスが用いられるケース
耐食性とメンテナンス性の高いステンレス素材は、水回りや雨風に接触しやすい場所で用いられます。
お店の厨房設備
ステンレス製の設備は、飲食店の厨房設備によく用いられています。シンクやフード、キッチン台などは、水や 油の汚れが付着しやすい箇所なので、汚れが吸着しにくいステンレスは衛生面でも優れていて最適です。掃除やメンテナンスがしやすいためその分長持ちもします。
屋根材
耐食性のあるステンレスは、雨風に晒される環境での屋根材としても利用されています。特に、潮風を浴びる海が近い建物の屋根(工場や倉庫など)で、その耐久性を発揮します。また、ステンレスは軽量で、屋根瓦の10分の1の重さの重量しかありません。よって、ステンレス材を使用することで建物に対する負荷が下がり、地震時の建物に対する衝撃を軽減できるというメリットもあります。
会社の看板
外に設置する看板には、ステンレス素材を使用すると、いつまでも見た目の美しさを維持できます。腐食に強く光沢が長持ちし、高級感のあるデザインを演出できるのもステンレスの強みです。看板に使用する企業名等の文字を鏡面仕上げにしたり、ヘアライン仕上げにしてマットなシルバーやゴールドの見た目に加工を施すことも可能です。
ダクト板金工事
ダクトの素材
空調経路を確保するための配管やダクトを板金加工して、取り付け工事を行います。ダクトに使われる素材は亜鉛鉄板が一般的ですが、吸音性の高いグラスウールを附属させたものもあります。これは、会議室やオフィス、映画館といった静かさが求められる場所向けの加工です。
グラスウー ル

内部に吸音材を施す必要がある従来のダクトと比べて、軽量かつ吸音性にすぐれているのがグラスウールです。会議室や映画館のような静かな空間や、焼肉店のように客席ごとにダクトを設けるタイプのお店でよく使われています。軽量であることで、地震による落下時の被害を最小限に抑える効果が期待できます。
亜鉛鉄板
加工がしやすいグラスウールと比べて、施工費用が抑えられるのが亜鉛鉄板です。亜鉛は耐食性が優れているため、亜鉛鉄板製のダクト設備は、油煙が多く湿度の高い厨房設備や工場等でよく使われます。
ステンレス
耐食性・耐久性・耐候性に優れているステンレスダクトは、工場でよく使用されています。工場の中でも海岸に 近いところでは通常の配管では錆びやすく、また、薬品やガスを取り扱う化学工場だと、一層のこと腐食性に強い素材が求められます。耐久性の高いステンレスダクトを使うことで、将来的なメンテナンス費用の節約にもなります。
ダクト・配管のシーミング
シーミング(ハゼ折り接合)は、素材の縁を曲げて絡ませ接合する方法のことです。ダクト板金では、溶接ではなくシーミングで配管をつなぎます。シーミングで重ね合わせて鉄板を絡めることで、接合部に厚みがでるので溶接よりも耐久度が上がります。
スパイラルダクト
フープをらせん状に巻いて、シーミングで接合したダクトです。角ダクトと比べて摩擦損失が小さいため、長持ちしやすい特徴があり、排気ダクトや粉塵ダクトなど、ダクト内部を損傷しやすい環境下でも使える性能があります。吊り金具を使うことで簡単に取り付けられるので、施工性が高いのも特徴です。
排気ダクト

汚れた空気を外に排出するのが、排気ダクトの役割です。排気ダクトは工場や飲食店の厨房、オフィスビル、病院など様々な建物に設置されています。
特に工場や飲食店の厨房に使われるダクトは、内部が油煙や粉塵などによって損傷がしやすいので、耐久性のある素材を選ぶ必要があります。
また、飲食店は特に「臭い」に気をつけなければなりませんので、効率よく換気が出来るようダクトの設置場所にも気を配り慎重に設計を行います。
雨樋の役割
雨樋(あまどい)には、雨水を排水溝へと誘導することで建物内部に侵入してくるのを防ぐ役割があります。取り付け工事では軒樋、たて樋、よび樋を連結して、集水器に水が流れて排水溝へと落ちていくように動線を作ります。雨樋が無いと、屋根から建物へと雨水が流れてしまうので、外壁の劣化したところから雨水が侵入したり、土台周りを腐食させて建物を劣化させてしまう原因になります。
雨樋が故障する原因

よくあるケースは、雨樋にゴミが溜まって詰まってしまうことです。落ち葉や泥などが雨樋に溜まっていくと、水を通す集水器にそのゴミが詰まり、雨樋としての機能を果たさなくなります。
この場合は、ゴミを取り除く作業をすれば解決します。また、風や雪などが原因で雨樋の傾斜にゆがみが生じてしまうと、雨水が正しく流れなくなります。
この場合にも取り付け金具のゆがみを直すことで改善します。
深刻なのは、雨樋自体に穴が空いていたり、傷んでしまっている場合です。
その場合は、穴を埋める補修もできるのですが、一時しのぎにしかならないことが多いので、壊れた雨樋を取り外して、新しい雨樋と交換することになります。
雨樋の工事
葺き替え工事は、瓦の種類や屋根の状態などによって作業工程も多少違ってきますが、ここでは和瓦から平板瓦への葺き替えを例に作業の流れをご紹介します。
Step① 雨樋の取り外し
既存の雨樋を取り外していきます。外した時に指示金具を付けていた壁の穴をコーキング剤で埋めます。この作業を行わないと、穴から水が浸入してくるので丁寧に作業を行います。
コーキング剤というのは、いわゆるパテのことで、建物の気密性や防水性を高めるために使われる材料のことです。サイディング(壁材)のつなぎ目を補強して水が入らないようにする目的でも使われています。
Step② 寸法取り・カット
建物の幅と軒どいの長さの寸法を測り、新しい軒どいを切断する作業です。軒どいを取り付ける金具の位置が、ずれな いように気をつけて採寸します。切断後は切りくずやバリを取り除きます。
Step③ 止まりの取り付け
止まりという雨水をせき止める器具を軒どいに接着します。これが無いと動線を無視して雨水が流れてしまいますので重要なパーツのひとつです。接着には、雨樋専用の接着剤を用います。
Step④ たて樋の取り付け
集水器から排水溝へとのびるたて樋を取り付けます。落とし口を組み立てて壁に金具を取り付け、パイプを繋いでいく作業です。ドレンやエルボ、ソケットなどの排水管になるパーツは専用の接着剤でつなげていきます。
Step⑤ 雨樋工事の完成
雨樋の設置が終わると点検を行い、正常に水が流れるかを確認します。全部終われば依 頼者立ち合いで確認をしてもらい、工事は完成となります。
金属屋根の特徴と種類
金属屋根の特徴

金属製の屋根材を取付ける工事です。金属材は加工しやすく曲げることが出来るため、デザイン性が高く、色んな形状の屋根に使用ができます。また、瓦と違い一枚板なので、雨漏りにも強いという特性があります。
金属板の重さも軽く、瓦の10分の1程度なので運搬が容易で施工しやすいのが強みです。
ただ、下地と金属屋根を取り付けるだけだと雨音が金属屋根に当たって、建物内に音が響きやすくなることや、耐熱性能が低いことがデメリットとして考えられます。
それらの弱点をカバーするために、金属屋根と下地の間に遮音材や耐熱材を挟んで取り付けを行う場合があります。
金属屋根の種類
金属屋根に使われる素材には、色々な種類があります。金属屋根と聞くと無機質なデザインのイメージがありますが、化粧鋼板のように塗装をつけたデザイン性の高いものもあります。また、どれも施工性が高く工期が短いというメリットのある素材です。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は錆に強い鋼板です。この鋼板に施された表面メッキ層には亜鉛とアルミニウムが含まれていて、この2つの物質の特性が鋼板を錆から守っています。まず、亜鉛には犠牲防食という中身の鉄よりも先に錆びてしまう性質があるため、鋼板を身代わりになって酸化から守る役目があります。また、アルミニウムには不動態皮膜という鋼板表面に錆びにくい皮膜を作る性質があります。この2つの性質のおかげで、20年という長い耐久年数を維持できるのがガルバリウム鋼板の特徴です。
ステンレス屋根
錆びにくく、経年劣化しにくいのがステンレスの特徴です。耐用年数はガルバリウム鋼板より長く50年が目安となっています。ただし、劣化しないというわけではなく、あくまでも長持ちしやすいということです。また、費用もガルバリウム鋼板より高くなります。ガスや薬品を使う工場や湿度の高い環境、潮風に晒される立地などに優れた耐久性を発揮します。
銅板屋根
銅板は、表面の酸化被膜による自然な発色(緑青)が出るので、見た目にも美しいのが特徴です。昔から使われていた屋根材であり、お城などの歴史的建造物などにも銅板屋根が使用されています。
トタン屋根
施工性・経済性共に優れているのがトタン屋根です。トタンは元々、戦後に広く使われ始めた素材で、瓦の10分の1と軽量で耐震性に優れています。工事費用も他の金属素材の中で最も安く仕上げることができるため、倉庫や資材置き場など簡易的な建物に使用されます。
凡庸性の高いトタン屋根ですが、錆びやすいので定期的なメンテナンスが必要です。再塗装を行い錆止めをしないと腐食が進んでいきます。
チタン屋根
チタンは白金と同等の、高い耐食性を備えた素材です。錆びにくく、耐久度もあり軽量という建築素材の中でも優れた性能があり、神社仏閣の屋根によく使われています。また、銅板と同じく表面に酸化被膜を作る性質があり、陽極酸化という方法で独特な色合いを再現することが可能です。
角波の施工
角波サイディング
角波施工は、角波サイディングという鋼板を壁に取り付ける工事で、工場、倉庫、店舗などの屋根や外壁などに幅広く用いられています。施工性が高くコストパフォーマンスにも優れているのが特徴的です。角波のような金属感むき出しの壁材は、少々無機質なイメージがあるかもしれませんが、化粧鋼板を用いればデザイン性のある外観に仕上げることができます。
角波施工の流れ
Step① 施工図の 作成と確認
角波工事(外壁や屋根の工事)の施工図を作成します。施工図とは、工事の品質や工程を管理して、施工者とその情報を共有するために必要になる図面です。角波施工の場合はサイディングボードの品質、材質、コスト、サイズ、詳細図面などを作成します。
Step② 工場での加工・成型
施工図を基に角波のサイディングボードを加工・成型を行う工程です。現場に運搬する前に、工場で加工を行いますが、細かな形状の調整は、現場でサイディングを切断して合わせます。
Step③ 角波を現場に 搬入
工場で加工・成型した角波を現場に搬入します。搬入した資材は仮置きという形で、本格的に取り付け工事が始まるまで現場で保管します。
Step④ 割付
割付図という図面を基に、壁材などの取付け位置を決める工程です。これをやる事で不具合が起きにくくなり、余りなく材料を使用できます。
Step⑤ 水切り加工鉄板の取付け
雨仕舞のための水切りを取付けていきます。雨仕舞とは、雨水が建物内に侵入しないようにすることです。雨水が流れる動線を作り、地面や排水溝へと流れるように加工した鉄板を各所に取付けていきます。
Step⑥ 下地工事
角波を取り付ける前に下地工事です。胴縁や透湿防水シートというものを、今ある外壁の上に貼り通気層を作ります。これを通気工法といい昔の直貼りとは違って壁内結露を減らせるため、建物の劣化を防ぐ効果が期待できます。
Step⑦ 角波の取付け工事
角波の取り付けをする工程です。ゆがみが生じないように角度に気をつけて丁寧に取り付けていきます。ゆがみが生じるとそこから雨水が浸入してきますので、職人の技術が求められる施工です。
Step⑧ 清掃・検査・工事完了
工事が終わったら、清掃と片付けを行います。作業によって生じたホコリやゴミ、塗料の塵を取り除く作業です。清掃が終わると点検が行われて、工事依頼者の確認をいただくことで工事完成となります。
金属サイディングの工事
金属サイディングボードの特徴
金属系サイディングボードは施工性の高い壁材・屋根材です。工場で加工・板金をしてから現場へ搬入するので、少ない工程で工事を完成させられるという強みがあります。また、重量も軽いので建物に対する負荷が少なく耐震性に優れている素材のひとつです。
外壁工事

建物の外壁に金属サイディングボードを取り付 ける工事です。金属屋根の工事と同様外壁にも防食性の強い素材を選ぶ方が長持ちするので、将来的なメンテナンスの費用を削減できます。
漆喰詰め直し工事の流れ
Step① 下地を整える作業
建物にサイディングボードを取り付ける前に、下地処理が必要です。著しい不陸が無いかを確かめ、土台部の水切りの施工・透湿防水シート張 り付けを行い、水の侵入を防ぐ処理を施していきます。この工程を適切に行うことで、建物の防水はもちろんサイディングボード自体の劣化を抑えることができます。
Step② 胴縁の取り付け
下地に胴縁という、建物外壁とサイディングボードの間に隙間を作るためのものを取り付け、空気の通り道を作ります。こうすることによって、内部に湿気が溜まるのを防ぐ仕組みです。通気金物を取り付けて隙間を作る場合もあります。
Step③ 見切り縁の取り付け
見切り縁とは、壁内部への雨水の侵入を防ぎ、外壁の防水性を高めるための部分です。
Step④ 付帯塗装
外壁以外の部分に塗装をして防水性を高めます。雨樋や軒天、破風などがそれに当たります。まずは、古い塗装を除去して下塗りをします。これは仕上げ塗装のノリをよくするための作業で、下塗りが乾燥した後に仕上げ塗装を複数回行います。下塗り は1回ですが、上塗りは2回以上行うケースが多いです。金属板で破風を巻く破風巻き板金を施す場合もあります。
Step⑤ 金属サイディングボードの取り付け
サイディングボードを丁寧に取り付けていきます。取り付け後はつなぎ目にコーキング打ちをして補強します。コーキング処理は防水・劣化予防においてとても大事な工程です。この作業を適切に行わないと、サイディングのつなぎ目から雨水の侵入を許してしまうので、しっかりと補強をします。
Step⑥ 清掃・検査・完成
工事が終わると綺麗に清掃・片付けを行い、竣工検査を実施します。検査が終わり、依頼主に確認をもらえば完成です。
屋根の工事
金属サイディングの屋根に交換する工事です。金属屋根は工場や倉庫などによく使われる素材ですが、見た目のスタイリッシュさと工期の短さから店舗にも使用されています。金属と聞くと雨水に当たると錆びるイメージがありますが、防食性の高い ガルバリウム鋼板やステンレス屋根を使えば長持ちします。
屋根に使われる素材
他の素材と比べて安価なトタンは従来よく使われていた素材なのですが、錆びやすいため簡易的な倉庫以外ではあまり使われません。将来的なメンテナンスコストを考えると、ガルバリウム鋼板やチタン、ステンレスのように耐食性に優れた素材が屋根には適しています。
棟板金の交換工事
棟板金工事とは?
棟板金工事は、スレート屋根の接合部分を覆う金属板を取り付ける工事のことを指します。屋根と屋根が合わさる頂上の部分のことを大棟といい、屋根の四つ角に向けて伸びている部分を隅棟といいます。補修で済ます場合もありますが、劣化した貫板や板金をそのままにしておくと雨漏りの原因になりますので、新しいものに交換した方が安心です。
棟板金メンテナンスの目安
メンテナンスの時期は、建物周辺の環境によっても変わってきます。例えば、海が近い地域だと潮風で金属部分が錆やすくなり、湿度の高い地域でも同じように劣化しやすくなります。また、台風や強風の影響により、短期間で故障してしまうこともあるでしょう。万が一雨漏りが発生した場合は、すぐに修理の依頼をした方がいいです。そのまま放置すると、建物自体の劣化に繋がってしまいますので注意が必要となります。
棟板金工事の手順
棟板金の交換工事の流れを解説しています。既存の板を取り外し、下地を作り、新しい板金の取り付けをして補強する流れです。
Step① 既存棟板金の撤去作業
既存の棟板金の取り外し作業です。屋根を傷めないように、固定しているくぎや金具も丁寧に取り除く必要があります。板金や貫板を撤去した後は、汚れを取るための洗浄作業を行います。
Step② 下地のチェック・補強
下地に穴が空いていたり亀裂が無いかを確認します。もし穴が開いていれば、コーキング剤を使って補修していく作業が必要です。コーキング剤はパテのことで、穴に注入することで固まり水の侵入を防いでくれます。
Step③ 新しい貫板の取り付け
貫板を取り付ける工程です。貫板は水に強い素材(プラスティックや樹脂など)に取り換えることで長持ちします。築 年数の古い建物は貫板に木材を使用している場合がありますが、木材は腐りやすく傷むと雨漏りの原因にもなります。
(※ただし、防腐処理をした材木を使用するケースもあります。)
また、固定する際には錆びにくいステンレス製のビスを使って貫板を留めていきます。
Step④ 棟板金の取り付け
棟板金を取り付ける工程です。棟板金を取り付けた後、板金が重なった部分に隙間ができるため、隙間から水が入らないようコーキング剤で埋めていきます。この工程をしっかり行わないと、雨水が内部に侵入して建物を傷めます。
Step⑤ 清掃・点検・工事完了
棟板金の取付けが終われば、工事によって生じたゴミや塵などを綺麗に取り除く清掃をします。清掃が終われば点検をして依頼主に確認をしてもらい工事は完了です。棟板金工事は依頼主が高い屋根に登って確認をするわけにはいけません。工事後の写真や動画で確認してもらうのですが、最近ではドローンを飛ばして確認することもできます。
貫板の素材
貫板とは、板金棟を取り付けるのに必要な芯木と呼ばれる下地部品のことです。木製の貫板が使われていることが多いですが、木製は雨水で腐食しやすいので、通常は防腐処理を行ってあるものを使用します。ですが、それでもやはり年月が経つと劣化してしまいます。最近では経年劣化しにくく重さも軽いプラスチック製のものもあります。